今回は,職場や家庭でとうとう新型インフル発症ということで,2名がお休み。
かめさんはお姉様方のゲネプロに取られてお休み。
ということで,
T1=1,T2=2,B1=3,B2=2という編成でした。
発声は今回は「弱音」をテーマに。
強い音と同じ声帯の状態で息を弱めると,どうしても声帯の振動が遅くなりピッチが下がってしまうのです。雅楽の篳篥(ひちりき)みたいなもんですな。あれも同じ指遣いでも息圧によって相当のピッチの差があるらしい。
弱音の場合は,それに合った声帯の状態を覚えておく必要があります。
コツとしては,少し上の音から入るようにしてスッと息を流してみる。そうすると意外と正しいピッチに収まるので,その状態をキープする。
という感じです。
もちろん息も,弱いのだけれどもスピード感は強い音と同じような感じで流すのがよろしい。
そして「エレミア」の主として後半を用いながら,弱音でのピッチ,息の流れを体感してみました。この練習は,今後も重視しましょう。
次にオルガヌムの音の確認。
それまでの練習の成果か,いままでよりはがならずに,軽やかな音になっていましたね。
低い音になったときに,急にテンションが下がってしまうのが難点。
低い音も声帯の張りを緩めずにいきましょう。
バスの音が変わる都度,旋法が変わっていきます。
バス=D音,A音→ドリア旋法
バス=F音→リディア旋法
バス=G音→ミクソリディア旋法
といった具合です。
そこで,曲の雰囲気がガラッと変わるのを予測することが大切です。
いよいよ「柳河風俗誌」の音取り。「かきつばた」です。
それこそ弱音での正確なピッチ,緊張感のある響きが求められます。
「けっつぐりの」以降は縦の重なりの状態を全員が意識しないといけません。
ユニゾンはピッタリと合わせましょう。本当に。
「ラクスタヴァ」の第1部のピッチの確認を今一度。
歌詞が付いた状態で正確なピッチを維持する練習です。
最後に「O who~」の3番のみを通しました。
なかなか意義のある練習だったと思います。
終了後は3名で「竹子」でした。
By しきしゃ